皆さんこんにちは。
長野県上田市を拠点に、県内全域で足場工事や仮設工事等を手掛けている株式会社ANZENです。
足場といえば、高所での現場で危険を伴うイメージを持たれている方も多いかと思います。しかし、実は危険があるがために、その安全対策はとてもしっかりと考えられているのです。足場の安全対策に対して、どのような施策が行われているのか、順番に見ていきましょう。
■法規での安全対策
10年ほど前では、現場での職人の墜落事故が多数発生していました。その状況を危惧し、平成19年に「足場からの墜落防止措置に関する調査研究会」が発足され、足場に関する労働災害の全面的な調査が行われました。その調査を受けて、2009年(平成21年)6月1日から労働安全衛生規則が厚生労働省より改正され、それと同時に、安全衛生部長通達を発出して、足場の安全対策を強化してきました。足場の安全性を確保するためには、ハード面とソフト面からの施策が必要だと考慮され、それぞれで施策が行われています。
■ハード面での安全施策
・手すり先行工法で働きやすい安心感のある足場へ
手すり先行工法では、かつて手すりが設置されなかった上層部にも、下層から手すりを先行して取り付けるという工法です。常時手すりがある状況で組立・解体の作業を行えるので、墜落の防止に非常に効果的です。また、足場の全段に常に設置されている手すりは「二段手すり」となっています。それに加えて、作業床の安全性を向上させる「幅木(つま先板)」が設置されているので、精神的にも安心感のある、働きやすい足場になるよう対策されています。
(全国仮設安全事業協同組合HPより)
・手すり先行工法における安全装備機材とは?
手すり先行工法を採用するに伴って、さらに安全性を高めることを目的として、厚生労働省が策定した「手すり先行工法等に関するガイドライン」や、安全衛生部長通達に準拠した機材が使用されています。使用する機材のメーカーや仕様などが明確に記載されており、工法に合った最適な機材を使用します。
(出典:光洋機械産業|枠組足場先行手すり据置型)
■ソフト面での安全施策
・4段階の点検で安全な施工を!
仮設機材を安全に使用するために、「製造段階」「機材センターなどからの出荷段階」「仮設計画などの設計段階」「現場での施工段階」の4段階での安全点検を実施します。このときの安全点検は、プロである仮設安全監理者によって行われます。
(全国仮設安全事業協同組合HPより)
・チェックリストを活用し、客観的な点検を!
仮設機材の用途やタイプによって、専用チェックリストを用いた安全点検を行います。また、チェックする人は、専門知識を有する第三者にすることにより、客観的で思い込みのない確認となるよう配慮して実施されます。
(チェックリストの例|全国仮設安全事業協同組合HPより)
・仮設安全監理者は安全点検のプロ!
安全点検は、資格を有したその道のプロである仮設安全監理者によって行われます。仮設安全監理者が点検を実施した箇所は、平成12年から90,000件を超えていますが、死亡事故が発生したという報告は0件となっています。
・仮設安全監理者の資格
仮設安全監理者は、安全点検の適格者として、厚生労働省から認められたことを示す資格です。「仮設工事施工安全監理者」「仮設工事設計安全監理者」「仮設設備・検収安全監理者」「仮設製品安全監理者」と4つの種類に分けられており、種類ごとに各地で講習会が実施されています。
■まとめ
足場は一見危険なイメージもありますが、それゆえに二重・三重の安全対策が施されているのです。
当社ANZENでも、足場の安全性や精度、施工時の事故を防ぐために、安全大会や各種教育の実施、足場教育用模型なども活用して社員教育を実施しています。常に安全第一を心がけ、働きやすい環境づくりに尽力しています。
足場の施工品質に関してお客様から高く評価され続けているのも、こうした地道な努力の結果といえます。
安全・安心できる足場施工の技術を習得されたい方は、ぜひANZENまでご連絡ください!
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