どんな建物にも対応できる特殊足場!「棚足場」「吊り足場」「型枠支保工」を紹介


皆さんこんにちは。

長野県上田市を拠点に、県内全域で足場工事や仮設工事等を手掛けている株式会社ANZENです。


足場はあらゆる建設現場で組まれますが、中には「こんな特殊な建物(建造物)、どうやって建設したの?」といったものも目にしたことがあるかと思います。こういった特殊な建物でも、もちろん建設時には足場が組まれます。それらは「特殊足場」と呼ばれています。一口に特殊足場といっても、さまざまな種類があります。


そこで今回は、特殊足場について代表的なものを3つご紹介したいと思います。




■棚足場



足場と言えば、上に積み重ねていくタイプのものを思い浮かべるかと思いますが、棚足場は、「ステージ足場」と呼ばれており、その名の通り、ステージ上に広く平面的な広がりを持つ足場です。ぱっとイメージされるすれ違うのもやっとな幅のせまい足場とは違い、この棚足場は、前後左右に広い空間を自由に歩ける足場です。前後に設置した足場の間に腕木を渡してその上に棚板を敷き詰めて作業床を敷き詰めるようにして設置します。体育館や劇場などの天井が高く、面積が広い空間で天井の仕上げや配管作業をする際に採用されています。

その他にも学園祭やイベント時に仮設のステージとして利用するためにレンタルされることもあります。




■吊り足場



吊り足場は、足場板を鉄パイプやチェーンなどで上から吊り下げて作業床を設置する足場です。主に、橋梁工事、プラント工事、造船工事、高速道路の工事や高層建築の窓の清掃で採用されています。

吊り足場は、空中で水平方向の足場を組み立てるので、落下事故のリスクが高く、足場の設置には高いチームワークや細心の注意、高い技術力を要します。

吊り足場には、他の足場では叶えられない多くのメリットがあります。



1.地上から足場を組み立てるのが困難な場所でも設置できる

現場の土地の形状などによって通常の足場を設置することが困難な場所でも設置することが可能です。特に橋梁工事においては、川の中に足場を設置すると増水や氾濫時に流されてしまう危険性がありますが、吊り足場であれば祖新田心配を解消できます。



2.高所で横方向への広範囲の作業が中心の現場に適している

上から吊り下げる足場なので、地上の状態の影響を受けることがありません。作業箇所全面に吊り足場を設置すると、盛替えしなくても、広範囲で作業が可能なので作業効率がアップします。工事全体の工期短縮が可能なので、コストダウンに貢献できます。



3.足場設置にかかる工期短縮が可能

通常の足場は垂直方向に組み上げていきますが、設置した吊り材にパイプをかけて、移動床を設置します。一つ目の移動床が完成すれば、その後は移動床にのって水平方向に足場を延長する作業となるので、一般的な積み上げていく足場に比べて、掛け払いの工期が短縮されます。



4.安全性が確保できる

設置する際には危険が伴いますが、設置後は手摺の内側で作業できるので、工事中の安全性を確保することができます。

手摺の設置等も法令で定められた内容に沿って行います。



5.コスト削減可能

地面から組み立てる足場材が必要ないため、少ない材料で組み立て可能です。高さが高くなるほどメリットが大きくなります。

特にユニット式を選択すると、従来の吊り足場に比べて格段に使用材料を削減できます。また吊り足場を設置すると、高所作業車が不要なのでコスト削減できます。




■型枠支保工



型枠支保工とは、建設現場においてコンクリートで床・壁・天井を作る時にコンクリートを流し込む「型枠」を固定する足場です。型枠支保工がしっかりと固定されていないとコンクリートを流し込んだ際に圧力がかかって型枠が崩れてしまい、コンクリ―トが流れ出てしまう危険性があります。

根太、大引、パイプサポート、水平つなぎを使用します。


・根太・・・型枠を直接支える板

・大引き・・・根太を支える板で、強度を上げるために根太に対して垂直に設置します。

・パイプサポート・・・型枠を支える支柱で地面に対して垂直に設置します。

・水平つなぎ・・・支柱同士を水平に繋ぐものです。さらに強度アップ可能です。


支保工を組み立てるためには、型枠にかかる重さの計算が重要です。型枠内に流し込まれるコンクリートの重さを計算して、支柱の本数、設置間隔、支柱の種類を検討します。設置数が多くなれば強度は増しますが、資材代金や人件費といったコストも増えてしまいます。緻密な計算を基に設置本数は決定されます。

釘やホームタイ、パイプ、セパレーターなどの資材についても、各資材の荷重を考慮して計画します。支保工が崩壊してしまうと、大きな事故が起きる危険性もあるほか、流れ出たコンクリート除去して再施工するために工期延長が必要となる場合も出てきます。


コンクリートが硬化して強度が発言するまでは、型枠支保工が構造体をっ支える役割をするため、使用する資材については、労働安全衛生規則第240条第3項によって、決められています。


支保工には、上記で紹介したパイプサポート式を含めて様々な種類があります。


① くさび結合式型枠支保工

パワーフレーム式とも呼ばれています。剛性の高いくさびで、鉛直ブレースと水平材を接合して四角柱を形成する支保工です。


② 軽量支保ばり式型枠支保工

主に床スラブの打設に利用されます。専用の横架材や梁を壁型枠に渡すことでその間の支柱を減らすことができます。設置場所の間隔が狭い場合は根太を省略することも可能です。


③ 組立鋼柱式型枠支保工

四角支柱同士をボルトでつなぎ合わせて使用します。主に土木現場で採用されています。


④ 枠組式型枠支保工

外部足場の建枠とその付属部材を利用して支保工とするものです。


型枠支保工の施工には、国家資格である「型枠支保工主任者」を現場管理者が必要です。

21歳以上の方で、経験年数を3年以上つめば誰でも受験することができます。講習をきちんと受講すれば、ほぼ100%合格できる資格といわれており、現場の経験を、知識として整理する学習方法となりますので大変挑戦しやすい資格です。ANZENでは資格取得において完全サポートする体制を整えています。




■まとめ



このように、足場にはさまざまな種類があり、工事内容や用途によって使い分けられています。このほかにも、鉄塔やガスコンビナート、テーマパークの建物や観覧車など、多種多様な建築物に対応する特殊足場があります。


ANZENではこれらの特殊足場にも対応し、「ほしの町 佐久市」のシンボルともいえるロケット型展望台の改修工事の施工実績もあります。その他、庁舎や小学校といった公共工事における一般的な足場も多数請け負っています。

一般的な足場はもちろん、安全な特殊足場まで対応するには、高い技術と豊富な知識、経験が必要です。

ANZENは、現場で知識や技術を蓄えながら、成長していける環境が整っています。

仮設工事の現場では足場工事も含めて必要な資格が多数あります。

それらの資格取得サポートも充実しており、個人の費用負担なく資格を取得していただけます。また、各種手当福利厚生も充実しており安心して働ける環境づくりを重視しています。

特殊足場を組めるANZENで、その技術を習得してみませんか?ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お気軽にご連絡ください。




<仮設足場施工スタッフ募集中!>

ANZENでは現在、足場職人さんを募集しています。

ご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください!


<ANZENへのお問い合わせ先>

TEL.0268-72-8850

https://www.anzen-support.jp/contact


お仕事に関するお問い合わせや求人募集に関するお問い合わせも

LINEにて受け付けてます。

 

アカウント名:株式会社 ANZEN

担当:山岸

LINE@ID:anzen0523