足場鳶は、危険を伴う高所で働く仕事です。腕力や体力はもちろんですが、安全に配慮しつつも効率のいい作業を行う、適切な判断力も必要とされます。足場鳶を目指していても、自分の務まるのか心配な方もいることでしょう。そこで今回は、どのような人が足場鳶に向いているのかを具体的に紹介します。全てに当てはまっていなければいけないということは決してありません。どんな働き方をしたいのか、どんな人になりたいのかという点も重要です。自分の理想も含めてご覧下さい。
■足場鳶に向いている人柄
足場鳶として働く上では、知識や技術だけでなく人柄も重要になります。以下のような人は足場鳶に向いているので、参考にしてください。
✓注意力のある人
足場鳶は高い場所で作業し、重量物を扱うことも多い仕事です。ちょっとした油断が大きな事故につながりかねないため、さまざまなところに注意を払わなければなりません。どんな細かいところにも注意が向き、集中して仕事に取り組める人は足場鳶に適しています。
✓正しく怖がれる人
高所での作業が中心になる以上、高いところを怖がっていると足場鳶は務まりません。だからといって「まったく恐怖を感じない」のは、作業の安全性の面で問題があります。常に危険性を認識しつつも必要以上に怖がらない人、つまり「正しく怖がれる人」が最適です。
✓チームワークを大切にできる人
足場鳶は常に複数で仕事をし、声かけをしたり合図を送ったりしながら作業を進めていきます。これは、安全確保のためにとても重要なことです。そのため、仲間意識やチームワークといったものは、足場鳶に欠かせません。仲間を思いやり、適切なコミュニケーションをとれる人は、足場鳶として働きやすいでしょう。
✓動き回るのが好きな人
鳶職人は、高所を跳び回る姿から「現場の華」と呼ばれます。実際、常に動き回っている仕事なので、「動き回るのが好きだ」というのは大切な素養です。1ヶ所にじっとしているよりも、常に体を動かしていたい方は、足場鳶に向いているといえます。
✓積極性がある人
足場鳶に限らず、職人の世界では「実際にやって覚える」ことがとても大切です。勉強が必要ないわけではありませんが、「とにかくやってみよう」という姿勢が好まれます。どんな作業にでも積極的に挑戦し、職人気質の先輩とも交流できる人は、足場鳶として長くやっていけるでしょう。
■こんな働き方をしたい人に向いている!
近年では、自分らしい働き方が大切にされるようになりました。足場鳶を目指す時も、どのような働き方をしたいのかはとても重要です。以下のような働き方をしたい人は、足場鳶に向いています。
✓若いうちから稼ぎたい人
足場鳶は、努力すればスピーディに技術を習得でき、早い人なら3年で親方になります。親方になれば、現場の数を自分で決められるので、多くの仕事をこなせるようになるでしょう。つまり、若いうちから大いに稼ぐことが可能なのです。収入を重視する人には、とても向いている仕事だといえます。
✓ワークライフバランスを大事にしたい人
前の項目とも関係しますが、親方になると現場の数を自分で決められるということは、休みたい時には休めるということです。また、大規模な建物の足場をメインとする会社は、仕事が比較的早く終る傾向にあります。いずれの場合も、プライベートの時間を確保しやすいので、ワークライフバランスを重視する人にはぴったりです。
✓手に職をつけたい人
鳶職人には、足場鳶・鉄骨鳶・重量鳶の3種類があります。このうち、最も専門性が高いのが足場鳶であり、他の職人がまねをすることはできません。手に職をつけ、安定して働きたいのであれば、足場鳶を目指すのがおすすめです。
■職人として独立を考えている人に求められるものとは?
先に少し触れましたが、足場鳶は比較的早い段階で独立し、親方になることができます。とはいえ、勤め人とは立場が変わりますから、さらなる知識や技術も身につけなければなりません。独立する時は、どのような能力が求められるのでしょうか。
最低限必要なのは、職長としての経験です。職長は一流の職人であり、他の職人に指示を出す立場ですから、独立するためには必須のステップといえます。もちろん、コミュニケーション能力も大切です。
また、仕事を獲得するための営業力も必要になります。ゼネコンや大工など、関連会社からの信頼も得ていた方がいいでしょう。職人への給与の支払いや確定申告といった、経理・事務関連の知識も必要になります。習得すべきことは多いので、将来的な独立を目指すなら、計画的に準備をするのがおすすめです。
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