足場鳶はなぜニッカポッカを履くのか?ニッカポッカの歴史と5つの理由

 

建設現場などで、鳶職人がダボダボのズボンを履いているのを見かけたことがあると思います。これは「ニッカポッカ」と呼ばれる特徴的なズボンですが、みなさんはなぜ鳶職人がニッカポッカを履いているかご存じでしょうか。


今回は、ニッカポッカの歴史とともに足場鳶がニッカポッカを履く5つの理由をご紹介します。




■ニッカポッカの歴史



ニッカポッカの愛称で親しまれていますが、英語では「Knickerbockers(ニッカーボッカーズ)」と表記されます。


ニッカポッカの歴史は古く、中世ヨーロッパで小さな子どもが履いていたブリーチズ(breeches)と呼ばれた、ゆったりとした半ズボンにまでさかのぼります。18世紀末にオランダ人が移民としてアメリカに渡った頃に、ブリーチズもアメリカに伝わり大量生産されるようになりました。オランダ人移民とその子孫のことをニッカーボッカーと呼んでいたため、彼らが履いていたブリーチズをニッカーボッカーズと呼ぶようになったのです。


ニッカポッカはひざ下の長さで裾が狭まっており邪魔にならないことから、自転車や野球、ゴルフ、乗馬など大人向けのスポーツウェアに使われるようになりました。


1900年代になると日本にも伝わりスポーツウェアや軍服として採用され、登山用としてもニッカポッカが流行しました。その後、動きやすさから次第に工事現場での作業着としても広まっていきました。特に高所での作業と相性が良いこともあり、鳶職人がニッカポッカの裾を足袋の中に入れて履くようになり、鳶職人のズボンとして定着していったのです。




■足場鳶に欠かせない!ニッカポッカを履く5つの理由


それでは足場鳶がなぜニッカポッカを履くのか、その理由をみていきましょう。




理由1.足を動かしやすい

スポーツウェアに採用されてきた歴史からもわかるように、ニッカポッカは股下に余裕があるため足の曲げ伸ばしを邪魔することなくスムーズに動かせます。足を動かしやすいことで現場での作業性も向上します。



理由2.けが予防

足場での作業中は、出っ張りや障害物などに足を引っかけて転倒する危険性もあります。ニッカポッカのふくらみが障害物に先に触れることで、事前に危険を察知するセンサーの役割にもなるのです。



理由3.高所でのバランスがとりやすい

綱渡りをする人が棒を持ってバランスを取るように、ニッカポッカのダボッとした部分は高所作業時にバランスを取るのにも役立ちます。履き慣れてくると、ニッカポッカのダボダボがないと高所でバランスを取りにくく感じる方もいらっしゃるようです。



理由4.風の強さを測る

高所での作業は風の影響を受けやすくなります。ベテランの足場職人になると、ニッカポッカに当たる感触で風の強さを測れるようになり、強風にあおられて転落する危険を防止できるのです。



理由5.暑さ対策

夏の炎天下での作業には暑さ対策が欠かせません。ぴったりとしたズボンを履いていると汗で足に生地がまとわりついてしまいます。ニッカポッカはズボンの中に空気の層があるので汗も乾きやすく、夏場でもムレることなく快適に作業ができます。




■流行がある?ニッカポッカの種類



ニッカポッカは「ニッカ」「トビ」「七分」「八分」といった名前でも呼ばれています。七分や八分は、丈の長さを表しています。七分丈は一時期流行したこともあって定番の長さになっていますが、現在はさらに丈の長いものが主流になりつつあります。ニッカポッカの特徴であるダボダボの部分も、太いものからスリムなものまで、さまざまな種類のものが各メーカーから発売されています。


ファッションアイテムでもあるニッカポッカは、丈の長さやカラーなどさまざまなバリエーションがあり、鳶職人にとって機能性とともに好みやこだわりを表現するものでもあります。自分だけの一着を見つけて、歴史あるニッカポッカを格好良く履きこなしてみてはいかがでしょうか。




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