皆さん、こんにちは。長野県上田市を拠点に、県内全域で足場工事や仮設工事などを手掛けている株式会社ANZENです。
建設現場における足場は、作業員の安全を確保するための重要な仮設構造物です。近年の法改正や安全基準の厳格化により、足場の積載荷重と安全性に関する知識は現場で働く職人にとって必須となっています。
長野県のANZENでは、足場工事において安全性を最優先に考えるプロフェッショナルを募集しています。本記事では、現場で必要な積載荷重の基準と安全管理のポイントについて詳しく解説します。
■足場の積載荷重の基本知識
まずは、足場の積載荷重の基本知識について解説します。
◆最大積載荷重と許容積載荷重の違い
足場の荷重管理においては、「最大積載荷重」と「許容積載荷重」の2つについて正しく理解することが重要です。
「最大積載荷重」は、足場全体が構造的に耐えられる最大の重量を指します。足場に載せられる重量の限界値で、この数値を上回る重量を載せると足場が破損したり倒壊したりする危険性があります。
「許容積載荷重」は、足場がどれくらいの重さを安全に支えることが可能かを示す指標です。最大積載荷重が理論的な限界であるのに対し、許容積載荷重は実用的な安全率を考慮して設定されています。
◆主要な足場の積載荷重基準
たとえばビケ足場(くさび緊結式足場)の積載荷重基準は、400mm幅の作業床の場合は200kg、240mm幅の作業床の場合は150kgです。仮設工業会の認定基準では、各部材の強度を定めた認定基準を設定しており、許容積載荷重は強度を安全率で除した数値になっています。材料のばらつきや使用状況による軽微な欠陥を考慮し、安全性が確保された数値になっています。
◆次世代足場の積載荷重
従来の足場の企画を安全面や施工面、管理面から見直し、軽量化・コンパクト化された「次世代足場」の積載荷重は、490mm布板1枚使用時で245kg、490mm布板2枚使用時は490kgとなっています。ただし、1スパンあたりの上限は400kgです。
◆単管足場の積載荷重
単管足場の積載荷重は、資材と作業員の合計重量で1スパンあたり400kg以下です。複数のスパンにわたって連続して積載することは推奨されていません。
■2024年4月施行の法改正による重要な変更点
厚生労働省では、足場に関する法定の墜落防止措置を定める労働安全衛生規則を改正し、足場からの墜落防止措置を強化しました。令和5年10月1日(一部規定は令和6年4月1日)から順次施行しています。
参照:厚生労働省「足場からの墜落防止措置が 強化されます」より
◆本足場使用の原則義務化
2024年4月以降、建設現場では原則として本足場の使用が義務化され、2025年10月1日からは足場点検時の点検者指名と記録保存も義務化されました。この改正で従来の一側足場(片側足場)の使用が大幅に制限されたことで、現場での安全性が大幅に向上しています。
◆足場点検の強化
今回の改正では、点検体制において「点検実施者の事前指名義務化」「点検者氏名の記録・保存義務」「作業開始前点検の責任者指名」が義務化されました。
「点検実施者の事前指名義務化」においては、足場の点検について十分な知識・経験を有する者を事前に指名することが義務付けられています。「点検者氏名の記録・保存義務」については、点検実施者の氏名を記録することとし、足場使用作業終了まで保存することが義務化されました。
「作業開始前点検の責任者指名」については、職長等の責任者が「書面で伝達」「朝礼等に際し口頭で伝達」「メール、電話等で伝達あらかじめ点検者の指名順を決めてその順番を伝達」等の方法で行うこととされています。
◆ 現場で守るべき安全基準
現場で守るべき安全基準について、実践のポイントと注意点を解説します。
・積載荷重管理の実践ポイント
積載荷重管理を適切に行うためには、まず事前計算の徹底を意識しましょう。作業開始前に使用する資材の重量と作業員数を正確に計算し、許容積載荷重を超えないように計画を立てます。
そして作業中は定期的に積載状況を確認し、荷重が集中しないよう分散配置を心がけることが重要です。風圧や雨水の重量も考慮し、悪天候時は作業を中止する判断力が必要です。
・安全な足場組立のための注意点
足場の安全性は、基礎となる地盤の状態に大きく左右されるため、基礎と地盤の確認
が重要です。軟弱地盤の場合は、敷板の設置や地盤改良が必要になるケースがあるため注意しましょう。
設置の際には正しい手順を守り、各部材の締結を確実に行いましょう。とくに、建地と水平材の接続部は重要なポイントです。また、手摺りや中桟、幅木などの安全設備の設置を確実に行い、墜落防止措置を講じることが大切です。
■進化する安全基準と進化する働きやすい環境がANZENにあります!
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株式会社ANZENは、創業以来、安全第一の理念のもと、高品質な足場工事を提供してきました。2024年4月の労働安全衛生法の改正により、高さ1m以上の高所作業においても本足場の使用が義務化されます。株式会社ANZENでは、この改正を機に、さらなる安全性の向上に向けた取り組みを強化しています。
また、株式会社ANZENでは、安全意識の向上を図るため、社員一人ひとりの声を大切にしています。現場で感じた課題や改善点を、積極的に意見として取り入れることで、より安全な職場づくりに努めています。
少しでも興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。